家は武器

ADHD親子の、片付けられる家。

離乳食は(ほぼ)作らない

素材を柔らかくするだけ

最近、離乳食でもおしゃれで華やかなレシピがネットでたくさん見つかります。

色々な食材が、丁寧に下処理されて、美味しく調理されてるのを見ると、やぁ本当にすごいなぁと感心するばかりです。

 

我が家の子どもたちは、可哀想に(?)、非常にシンプルな離乳食を食べてきました。

「作った」とは言えない、柔らかくしただけの素材そのまんまのご飯でした。

それでも、子どもというのは逞しく、生きるためなら何でも頑張ってくれます。

料理が下手な母親を持ったからか、お腹が満たされるならほとんど何でも食べてくれるように成長しました。

実は、シンプルな素材の味に慣れてきたからこそ、色々食べられるようになったのではないかと思うほどに。

(長男は卵、末娘は乳製品アレルギーがありましたが、今は大丈夫。)

 

基本は、電子レンジでチン

バイブルは、この本でした。

長男を妊娠中に、これなら私でも作れるんじゃないかと思って手にとって、それが大当たり。

古い本ですが、今でも問題ない内容だと思います。

目からウロコ!だったのは、お刺し身を使うこと。

確かにお刺し身は、骨もないし、1パックに数種類入っていて、一食分くらいずつ既にカットされているので、離乳食の材料にぴったりです。

一切れずつ冷凍しておいて、食べる時にレンチンし、すり鉢でするだけで、お魚を食べさせることが出来ます。

くさみを和らげるために、私はよく小分けパックの鰹節を少量入れて一緒にチンしていました。

 

すり鉢とすりこぎだけ

離乳食グッズは高価なものも色々ありますが、私が3人育てるのに新たに購入したのはすり鉢と、すりこぎだけです。

それさえあれば十分かと思います。

育児雑誌など見ると、広告がいっぱい載っているので、いくつも必要だと思わされるふしがあります。

でも個人的には育児グッズにあまりお金をかけるのは好きではありません。

大きくなって、「これがほしい」と本人が言い出してからがお金の使い時なのかなと思います。

 

もっと楽なのは、炊飯器の活用

ホットクックでもよいのですが、私はよく炊飯器も利用していました。

炊飯器に、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもなど何でも良いので皮を向いた野菜をまるごと入れて、柔らかく煮ます。

macaro-ni.jp

recipe.rakuten.co.jp

炊飯器で煮た野菜は、すり鉢とすりこぎすらいらなくなります。

スプーンでつぶせるからです。

一回分ずつのぶつ切りにしてジップロックなどに冷凍しておいて(素材ごちゃまぜでOK)、食べる時にレンジで解凍し、つぶしながら食べさせていました。

 

おかゆすら作らない!

全く作らなかったわけではないのですが、おかゆって大変なんです。

炊飯器で作ったら小分けして保存する手間があるし、上で紹介した電子レンジのレシピ本ですら、おかゆはちょっと蒸らしたりする必要があるので時間を取ります。

 

そこで、私が愛しているのは、オートミールです。

https://www.yodobashi.com/product/100000001006834200/

 

いつも袋を開けたら、写真左の容器に保存して常備しています。

容器を開けて、サラサラ~とボウルに入れて、ひたひたより多めのお水かミルクを入れて、レンジで2分強チンするだけ。

とろとろのオートミールが出来上がります。

一食分ずつとても簡単に作れるのに、白米よりもずっと栄養が豊富です。

一緒に鰹節、乾燥芽ひじきを入れれば和風に。

トマトジュースとしらすブロッコリーで洋風に。

蒸したさつまいもを入れて甘くしても。

 

 

素材そのままで食べられるもの&大人と同じ汁物

何も作らなくても、そのまま食べられるものはたくさんあります。

バナナ、パン、チーズ、お豆の水煮、オーブンレンジで焼くだけのさつまいも、ちぎってふやかすだけののり、切るだけのトマト。

冷凍ブロッコリーや枝豆も、解凍すれば食べられます。

8ヶ月くらいになったら、お味噌汁、野菜スープなど、大人用に煮たものを味を付ける前にピックするか、薄めて同じものを食べてました。

赤ちゃん用に別に作る必要がないから楽です。

 

ママになることを難しく考えずに

ADHDなどで、母親になる自信がないって方もいらっしゃるかもしれません。

私もとても不安でした。

でも、多くの子どもはどんな環境でも逞しく育ってくれます。

シンプルでも、栄養が取れてお腹がいっぱいになれば、何もおしゃれな料理ができなくてもいいんです。

難しい料理にこだわって顔をしかめるより、簡単でも笑顔で温かいごはんが出せたらそれで良いのではないでしょうか。

個人的な実感として、親子のトラブルは、「時間がない」という感覚から生まれている気がします。

リラックスして親子でゆっくりのんびり過ごせるよう、苦手なことには時間を割かない。

それができたらいいなといつも思っています。