家は武器

ADHD親子の、片付けられる家。

あえてバカになる!

何かを始めるのは怖い。すごく、怖い。

でも最初の一歩さえ踏み出してしまえば、踏み出した先の景色に夢中になれる。

最初の恐怖をどうやり過ごすかが問題だ。

 

「やり過ごす」

この態度が今の自分にはぴったりだ。

4月なんて、めちゃくちゃで当たり前だ。

何でも初めてで、始まりで、怖いに決まってる。

でもどんなに怖くても、6月頃になれば否が応でも新しい生活に慣れて、環境の変化よりも梅雨のベタベタなんかを気にしてるだろう。

 

要は時間の問題なのだ。

この緊張感、心配、焦り、不安…これも「今」、単体で見たら大問題なのだけども。

「今」解決しなくても、大丈夫なんだ。

数カ月後には消えてなくなる感情もあるから。

だから、無理に解決しようとか解消しようとせず、「やり過ごす」ことにしようと決めた。f:id:ichigosan:20240419003620j:image

 

新しいことを始めようとすると、やらなくていい理由や、やらない方がいい理由を山程思いつくことができる。

これも、変わることが怖いからだ。

何かを始めれば、必ず変化する。

その変化が、良いものかわからない不安だ。

 

勇気のない自分から耳元で「変わらない勧め」を囁かれた気がしたら、積極的にバカになろうと思う。

 

この歳になって新しいことを始めるだって?もう遅いだろ

→ふぁ〜?

そんなことできるわけがないよ。自分を買いかぶりすぎじゃない?

→ふぃ〜!

あんたよりもずっとうまくできる人が世の中にはゴマンといる。あんたなんかが出る幕はない。

→ふぅ~!

どうせ無理なことに、そんなエネルギー使うのか?無駄な努力だよ

→ふぇ〜。

自分のことなんかよりも、家族のために何かしなさいよ、自分勝手だな

→ふぉ〜。

 

気の抜けた返事でもしてすり抜けよう。

少しでも「変わりたい」「今と違う場所に行ってみたい」と思った、その小さくとも尊い向上心や好奇心を両手でしっかりと全力で守りながら進もう。f:id:ichigosan:20240419003507j:image

「生」について

最近、「生」について少し考えてみています。

 

きっかけはXで少し前に見かけた言葉。

少子化が深刻なことを受けて、「このご時世に何も考えず性欲に任せてポンポン子どもを生む人のことを馬鹿にできない」という話で、そういう人のことを褒めてしんぜよう、とのことです。

たくさんの人が賛同していました。

 

その発言をされた方は二人お子さんがいらっしゃるようなので、おそらく「何も考えずにポンポン産んだ」とされているのは、3人以上産んだ人、つまり私も対象。

ということは私もどうやら褒めてもらえるようです。

ありがたいやら哀しいやら。

 

ところで、川上未映子さんのエッセイ集「深く、しっかり息をして」の中に、小説「夏物語」に関連した、こんな一節がありました。(P.210)

子どもを生むことは素晴らしいことだと、多くの人は疑いもしない。だから、生んだ女性は生んだ理由を聞かれることはないけれど、生まなかった女性は理由を聞かれることが多い。

これは本当に嫌なことだけど、事実です。

 

私はこれに、

  • 一人目を生んだあとは、二人目をなぜ生まないのかと聞かれる
  • 3人目を生むと、また理由を聞かれるようになる

を追加したいと思います。

 

どうやら彼ら(尋ねる人々)にとっては、「子ども二人生むのが正解」のようなのです。

子どもが二人、というのが「計画的」で「かしこい」「成功者」なのだと…

 

なんなんでしょうかね。よくわかりません。

生もうが生まないが、何人生もうが、勝手にさせてくれよ、というのが本音です。

 

3人生むと、こう心配されるんです。

 

こんな時代に?

お金大丈夫?

良い教育受けさせてあげられなさそう。

全員あんまりかまってあげられなくて子どもがかわいそう。

 

では、いつの時代なら生んでもいいのか?

どれだけお金かけたら、どれだけかまってあげられたらいいか?

それが一人の場合と二人の場合と三人以上の場合とで、何がどう変わって、その子の人生にどんな風にどれくらい影響するのか?

 

たぶんその人もわかってるわけではないと思うので、いつも「さぁ、わかりません。頑張ります。」とだけ答えます。

 

特に、私のような障害を持つ人間には、「子を持つな」という人もいるようです。

でもね。言わせてくださいな。

 

アレルギーもアトピー発達障害も持ち合わせて生まれてきて、人付き合いも上手じゃないし、うまくいかないことはたくさんあったけれど、今まで生きてて良かったと思うし、心から幸せだと感じられる瞬間がたくさんあります。

 

生まれることは、チャンスそのもの。

生まれないことには何も出来ません。

賭けだけど、いろんな形の幸せがたくさんあるんだから、何かしらの種類の幸せは掴める可能性があります。

 

少なくとも私の子どもたちは私を心底幸せにしてくれているので、もうこの上ないくらいすでに人の役に立ち感謝されているのです。

一日一回以上笑えて、楽しく遊んだり夢中になれています。

 

この「生」に意味がないなんて、かわいそうだなんて、暗い予言なんて、言わないでほしいんですよ。

 

昔の名作ですが…子どもと一緒に「ブラック・ジャック」やら「レ・ミゼラブル」やら読み返していると、本当に、生きてるだけで素晴らしいんだってことを思い出します。

人間に上も下もなく、ただただその存在が尊い

 

我が家の子供達は田舎で、タワーマンションにも、都心の私立進学校にも縁がなく育っていくのだけれど、それが可哀想だっていう価値観の人達がいることを知ってはいるけれど、そんな視線から逃れた気持ちの良い場所で。

すくすくと逞しく、今日も生きています。

 

お手本の手法で片付け③子どもが自分で仕上げる

だいぶ片付いてきた子どもたちのスペースを、仕上げていきます。

これまでの様子↓

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まずは、本棚に入り切らなかったおもちゃたちを整理します。

ベイブレードスタジアム、レゴで作ったもの、ナーフ、ライトセーバーなど。

形も大きさもバラバラで、しまうのが難しくて放置していたらこんなことに…

 

まずは、スペースを空けました。

お掃除もして、すっきり。

 

ここに、ピッタリの棚を見つけて入れたらこうなりました。

奥行きがもう少し欲しかったけど、幅や高さがちょうどよかったので採用しました。

ここにおもちゃたちを入れていきます。

まずレゴ専用の箱は、深くて取り出しにくく、パーツも探しにくかったので手放しました。

浅いカゴに広げて入れたら、探しやすくしまいやすくなりました。

サイズの合わないワゴンも解体、カゴだけ再利用して…

ちゃんとみんな収まってくれました!

レゴ収納をコンパクトにしたバージョン。

一番上の棚は、作り途中&完成したレゴを飾る場所として使えそうです。

ライトセーバーも差し込んでしまって…ひとまず完成です。

 

次は本棚を仕上げていきます。

息子に仮置きした本棚を見てもらって、使いにくさがないか、もっと良く出来ないか話し合いました。

すると彼の収納熱が刺激されたよう!

引き出しに分けてしまいたいと自分から言い出して。

一緒にネットサーフィンして、収納用品を選び(無印に決定)、買いに行きました。

ラベリングも自分で書いて貼ってくれました。

鏡文字になっていたり、横文字なのに右から始まっていたり…。

でも可愛いからそのまま採用。本人がわかればいいから。

 

今回、久しぶりに収納用品を買いました。

実は私自身は、こういうプラスティックの収納ケースがあまり好きではないし、細かく分ける収納も苦手です。

 

一方、次男は細かく仕分けしてきっちり引き出しに収めるのが好きみたいでした。

自分で考えた収納方法で、自分の選んだ引き出しに収めていくのはとても楽しそうで、私も嬉しくなっちゃいました。

 

しばらく様子を見ていて、今まで片付けは得意でなかった次男が積極的に物をしまうのを見て、やっぱり自分に合った収納方法が大事なんだなって実感しました。

(これはライフオーガナイズの授業で教わったとおり。)

 

これからは、私だけのやり方でなく、家族の好きなしまい方を取り入れて、さらに暮らしやすい家にしていきたいと思います。

 

お手本の手法で片付け②計画どおりにやってみる

引き続き、ライフオーガナイズの手法をお手本に、片付けていきます。

前回立てた計画↓のとおりに実行していきます!

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1)机

①PCと充電器ケース以外を全部おろす→拭き掃除

↓最初の状態

机の上を空けて

窓枠のものも一旦下ろしました。

ほぼレゴだけにして、きれいに並べ直し。

プチブロは、一度除けて、別の場所に飾ろうと思います。

 

②勉強、本、筆記用具、机になくていいものに分ける。

③筆記用具をよく使うものだけにする

色鉛筆など混じっていました。

ペン立ての底に隠れていた消しゴムや鉛筆けずりを救出。

よく、「消しゴムがない!」と探しているので、コースターを消しゴムの定位置にしました。

 

④机になくていいもの、あまり使わないものは除けておく→棚の荷物に混ぜる

⑤使いやすい配置にものを戻す

 

2)棚

①アレクサ以外全部出す→拭き掃除

空っぽに!

机の上に全部出しました。

末っ子が何か取り出したぞ…

バラバラバラ~

わー!やめて~!

1歳児と一緒にする片付けなんて、こんなもんですよね…

 

②棚に入らないものを除ける→凹みスペースに移動

ここは後で整理します。

 

③仕分け

  • ものを人別、種類別に分ける

     

     

    ↑文房具

    ↑お絵かき系、など。紙袋にまとめて行きました。

 

④家にある入れ物で仮置き

  • 使用頻度の高いものは、使いやすい真ん中二段に集める
  • 飾るものは一番上の段に集める
  • 下二段は、末っ子が触っても良いものを置く
  • 引き出しやBOXを追加し、ラベリングして整理整頓

試しに置いてみていきます。

家にあった収納ケース、空き瓶や空き缶で試してみます。

マスキングテープで中身を書いたら

とりあえず収まった!

見た目は良くないですが、全ての定位置が決まり、だいぶすっきりしました。

 

⑤適切な収納ケースを考える

ここから検証作業に入ります。

次男が気に入ってくれたのは、セロハンテープを戻す場所の、コの字の印↓。

「他のところにも貼って!箱ごと出したときにどこに戻すかわからなくなるでしょ?」とのこと。

こちら↓の引き出しは好評でしたので、そのまま使うことに。

中身がうっすら見えるところが好きだそう。

見えないほうが好きっていう方もいらっしゃると思います。

このあたりは好みになります。

 

ワンアクションでしまえた方がいいかなと思ってこうしたところ↓は、引き出しにしてすっきりさせたいとリクエストがあったので、引き出しを買い足して変更しようと思います。

「書く」「切る」「貼る」などの分類がわかりやすいとのこと。

「その他」電卓なども入れて、4段引き出しを探しに行こうと思います。

 

⑥収納ケースの購入

⑦しまう

 

とりあえず、机の上と棚はここまでで一段落。

ものの定位置が決まるとモヤモヤがなくなりました!

最後に、机右手にある凹みスペースを片付け、仕上げて行こうと思います。

お手本の手法で片付け①ゴールを決める

自己流で行き詰まっていたところ

これまで、自己流で片付けてきましたが、どうしても上手くいかないところがありました。

そこは、息子たちのスペースです。

  • おもちゃが色々あり、入れ替わりもあり、物が把握しづらい
  • 自分が使うわけではないので、手を入れづらい

そんなわけで、新居に移って一年以上経った今まで、ほとんど手つかずで過ごしてしまったのです。

↑無法地帯!

 

そこで先日勉強した、「ライフオーガナイズ」の方法をお手本にして片付けてみることにしました。

まずは、やみくもに動き始める前にしっかりと計画を立てていきます。

 

価値観の確認

子どもたちに聞きました。

「できるだけたくさん遊びたい!(探しものや片付けに時間を割きたくない)」

一番変えたい(場所)ことは?

こちらの棚!

何がどこにあるかわかりません。



 

ゴールの設定

目的

やりたいことにすぐに取りかかれる、集中できる

目標

誰もが使いやすく戻しやすい、わかりやすい収納

すっきりとした机の上にする

 

場所

息子たちのスペース 

①机の上(200×50cm)

②棚の中 枠(33×33×39cm)が12こ分

③机右手の凹みスペース(76×111×41cm)

 

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使える時間

週末3時間×3日間

 

期限

3月末までに片付けて、4月気持ちよく新学期を迎えたい

 

順番

①机の上(簡単に始めやすい)

②棚(片付いた机の上に中身を一旦全部出す)

③凹みスペース(棚に入らなかったものをしまう)

 

現状把握

  • 棚に無造作に色んなものが置かれている、もしくは床に落ちている
  • 奥のものが見えない、埋もれている
  • ブロックなどの作品の置き場がなくて困っている

 

ゴールと現状のギャップの抽出

  • ものの定位置が決まっていない
  • 誰のものか、何のためのものか、区別されていない
  • 収納ケースの中身がわからない
  • しまいたいものと、収納のサイズが合っていない

 

ギャップを埋めるための具体的な行動

1)机

①PCと充電器ケース以外を全部おろす→拭き掃除

②勉強、本、筆記用具、机になくていいものに分ける

③筆記用具をよく使うものだけにする

④机になくていいもの、あまり使わないものは除けておく→棚の荷物に混ぜる

⑤使いやすい配置にものを戻す

 

2)棚

①アレクサ以外全部出す→拭き掃除

②棚に入らないものを除ける→凹みスペースに移動

③仕分け

  • ものを人別、種類別に分ける

④家にある入れ物で仮置き

  • 使用頻度の高いものは、使いやすい真ん中二段に集める
  • 飾るものは一番上の段に集める
  • 下二段は、末っ子が触っても良いものを置く
  • 引き出しやBOXを追加し、ラベリングして整理整頓

⑤適切な収納ケースを考える

⑥収納ケースの購入

⑦しまう

 

3)机右手の凹みスペース

①全部どかす→掃除

②必要ならレゴの分別

③ナーフは玉と銃をわける

④使いにくいIKEAのワゴンは別のものに買い替え

⑤しまう

 

スケジュールを決める

毎週末、3時間ずつ。できなかったところは平日に。

1日目:机の上と棚の整理(仮置きまで)、凹みスペースの家具選定&購入

2日目:検証結果の反映と、凹みスペースの整理、家具組み立て、設置まで

3日目:予備日。使ってみて使いにくいところを直す。

 

ここまで決めたら、次はやっと行動に移ります!

うまくいくかな?

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春、勉強を始めました。

はじまりの春、思い切って

3月に入り、庭のミツバツツジの芽が膨らんできました。

3人の子どもたちもすくすく成長し、この春入園、入学、進学します。

私も一人の時間ができる予定で、これからやりたいことを色々考えています。

 

春だからといって、何か始めなきゃいけないわけではないけれど。

たまたまご縁があったので、先日「発達障害子育て支援」についての講座を受けてきました。

その勢いのまま、以前から興味のあったライフオーガナイズについても学ぼうと、2級講座を思い切って受けました。

あまりに面白かったので、4月から始まる1級の講座にも、申し込みしてしまいました!

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自分のためにまとまったお金を使うのは、とてもドキドキしました。

資格ビジネス…?という疑念や、資格を取得したところでリターンが得られるのか?という損得勘定、今の自分にできるのか?という自信のなさなどが、何度も引き留めようとしたのですが…

 

「つべこべ言ってないで、やってみろ!」

という夫の一押しで、ついにポチってしまったのです。

さぁ、もうやるしかありません。

 

ずっと自分のテーマだった「発達障害×片付け」

数ある片付けメソッドの中から、なぜ「ライフオーガナイズ」を学ぼうと思ったか。

それは、「唯一正しい方法なんて存在しない」と断言しているところに惹かれたからです。

 

ついつい、「完璧な誰か」になることや、「完璧な片付け」をすることが目的となってしまいがちだと思うんです。

そうではなくて、大切なのは一人ひとりと、その人生。

人によって目指すゴールも違うし、そこに至るまでの方法も、自分の特性に合ったものを選んでいい。

 

このような考え方が、多様性の時代にぴったりだと思いましたし、発達障害に悩む私にはとても響いたんです。

 

ちょうど、発達障害学習障害についての講座でも、「一人ひとりに合った方法で」暮らしや勉強を工夫しようというお話を聞いたばかりでした。

 

自分に合った方法を見つければできるようになる

例えば、書字障害を持つ息子の勉強方法。

「何度も書いて覚える」という一般的な覚え方は、彼には負担が大きいものです。

そこで、「じーっと見て覚える」という彼なりの方法をとるようになりました。

傍から見れば、勉強しているように見えないかもしれません。

それでも、先日も漢字のまとめテストで100点を取ってきました。(二連続!)

以前は「犬」しか書けなかったのに…自分に合った方法を見つけてからは、漢字嫌いがなくなりました。

 

同じように、ADHDで片付けが苦手だった私も、自分の特性に合った間取り&方法で片付けるようになってからは、スッキリした状態をなかなかにキープできています。

このブログ初めての記事も、やはりこのテーマでした↓

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無知の知」思い知る

これまで自己流で家造りして、片付けて、ブログにも偉そうに(?)書き綴ってきたのですが、先日のライフオーガナイズ(2級)の講座を受けて、なるほどと言うことばかりでした。

 

まずは、(改めて)方法は一人ひとり違うということ。

夫婦でも、兄弟でも、快適な状態、やりやすい方法が違うそう。

よくよく話し合ってすり合わせないと、誰かにストレスがかかるし、続かないのです。

これまでは私の考えだけで片付けてきたので、家族とも話し合って行こうと思います。

 

次に、「思考の整理」にしっかり手間と時間をかけ、具体的な計画を立てることについて。

私はまず動き始めてしまうタイプなのですが、ここをしっかりしないから、リバウンドしたり、買い物ミスがあるんだなぁと反省しました。

 

まっさらな気持ちで、新しい知識と方法を身に着けて、暮らしの中で実践し、このブログの場などでご紹介できればと思います。

 

おまけ:春といえば…いちご!

ポジティブ不登校

授業がスローモーションに感じる!

息子は、週に一度は学校を休むことを選択しています。

私たち親も、それがいいと今は考えています。

ルールは作りました。

  • 前日までに、休みたい旨を親に話して学校に連絡すること。
  • 学校で過ごすよりも充実した一日にすること。
  • 自分で予定を考えて、親の手伝いが必要なら早めに申請すること。

これを守ってくれれば、親も手伝うことにしています。

 

きっかけは、「授業がスローモーションに感じて退屈だ」という息子がもらした本音でした。

 

発達障害持ちには厳しい一斉授業

息子は楽しいことが大好きで、スピード感をもって、次々に面白いことをしていきたい子です。

教科書を読むのも早い、どんどん先に進みたい。

つまり、待てない。

 

「もうわかってることを、すっごく時間かけてやるんだ。」

「黒板にチョークで書く音が嫌いなんだ。」

 

退屈や不快感から、授業に関係ない本を読むようになっていました。

一、二年生の頃は許してもらっていたのですが、三年生になってから、とうとう本を取り上げられてしまいました。

そうしたら今度は、友達に話しかけて、おしゃべりするようになってしまったのです。

 

「我慢」よりも「休む」ことを覚えてほしい

自分のペースで過ごせないこと、退屈や不快感をどうしたら良いか。

従来的な考え方なら、「我慢すること」「周りに合わせること」を教えるべきなのかもしれません。

でも私達夫婦はこう考えました。

 

退屈を我慢してやり過ごす能力を身につけることは、彼の今と将来の何の役に立つだろう?

その時間と労力を、彼がマイペースで好きなことを思い切りすることに使ったほうがずっと有意義じゃないか?

いや、ただ休むだけでも良い。

いつも自分とは違うペース・苦手な環境に合わせて、十分頑張っているんだから。

 

学校に行く必要を考える

そもそも、Z会など、毎朝勉強しているから、勉強で遅れをとることも今のところなさそうだ。

一斉授業よりも、家の方が集中して勉強できている。

 

そもそも大人が在宅ワークする時代に子どもだけが、雨の日も風の日も雪の日も、病気が流行っているときも、学校に行かなきゃいけないのはなぜだろう。

 

友達に会えて、一緒に遊べて、イベントを楽しめる。

親以外の大人が気にかけて面倒を見てくれる。

子守を頼めるので、親が子育て以外の活動(仕事など)に集中できる。

 

これらは確かに学校に行かないと出来ないけれど、「毎日」行く必要はないんじゃないか…

こんな考えが浮かんでしまったのです。

 

勉強と体験は家庭でもできる

家でもできることはたくさんあります。

特に我が家の場合、夫は在宅ワークがメインで、平日時間を取って子どもと過ごすことも可能です。

なので夏は湖へ、冬は雪山へ子どもたちを連れて色んな遊びを一緒に楽しみます。

学校には正直に、「家庭の都合で」「俺が休みなので遊んできます!(夫)」と伝えて堂々と休んでいます。

特に遊びに行かなくても、図書館で好きなだけ本を読んだり、家で好きなだけ漫画を読んだり、親と料理したり、工作したり。

朝きちんとその日の分の勉強と、読書と、運動をすれば、その後はゲームしていても、いくらゴロゴロしていても、気にしません。

学校で色々と我慢して苦しい時間を過ごすよりも、ずっと良いと思うのです。

 

最近は近所に不登校の子どもたちのための居場所事業が立ち上がったので、そこに遊びに行かせてもらうことも検討しています。

 

「自分だけの休み」で復活!

家族みんなで過ごす土日とは違い、平日は親も用事があるので、息子一人の時間が多くなります。

週一回の「自分だけの休み」を、息子はとても楽しみにしています。

主体的に自分で考えた一日を、大切に過ごしてくれます。

 

しかし同時に、一人で過ごす一日の長さや、自分でスケジュールを組むことの難しさを感じ、学校に行くメリットも見つけられたようなんです。

そのせいか、その他の日は「進んで」元気に学校に行きます。

学校は学校でそれなりに楽しめているようです。

 

子どもたちの頑張りを認め、無理をさせず、時々は休ませたい。

自分のペースで好きなことを好きなだけする時間を持ってほしい。

 

こんな親はだめなのかもしれませんが、今はもう少しこの状況で、様子を見ていきたいと思います。

先日のお休みには、一緒にベーグルやはちみつ漬けを作りました。