家は武器

ADHD親子の、片付けられる家。

片付け③色の片付け

目に入る情報量を減らしたい

今日は特に個人的な話になってしまいますが、インテリアで気をつけていることをもう一つ書きたいと思います。

 

私は情報量の多い景色がとても苦手です。

例えば都心の電車の中。

流れる景色に加えて、人が溢れ、カラフルな中吊り広告(最近では動画も流れていますね)が同時に目に入ってきます。

そういった視覚から大量に流れ込んでくる情報にいちいち反応しながらも、どこの駅で降りるのかに気をつけながら、また今日行先でやるべきことに思いを巡らせるという、マルチタスクな時間を過ごすことになります。

 

大学入学から仕事を辞めるまでの間の8年間、そんな毎日を送っていました。

そのときは意識していませんでしたが、今思うとシングルタスクの好きな私には、けっこうな負担のかかる時間だったなと思います。

それだけでも知らぬ間にコツコツと、小さなストレスが積み重なっていたのかもしれません。

夫の仕事でカリフォルニアに引越すことになり、色数が整えられ、広告看板がなく、緑の多い、広々した街で暮らし始めた時、頭がスッキリして楽になったことを覚えています。

↑長男2歳のとき。

 

その後東京に戻ってきた時、視覚から入る情報量の多さにはっきりと気が付きました。

もちろん魅力的ではありますが、毎日だと私には刺激が強すぎると理解できました。

 

せめて家の中では、情報量の少ない時間を過ごしたい。

そういう思いから、「色」も片付けることにしたのです。

 

色の片付け

まずは物を減らすことから始めました。

 

iewabuki.hatenablog.com

それだけでもだいぶ部屋の中はすっきりします。

でも、どうしても必要なのに、カラフルでごちゃごちゃしてしまうものはたくさんあります。

子どものおもちゃや、洋服、食品、洗剤などがそうです。

 

よく使う子どものおもちゃや洋服は、オープン収納にしないと使いにくいので、それ以外をモノトーンと天然素材の色(緑、ベージュ、ライトブラウン)だけにすることを意識しました。

↑ソファ、TV台、ブラインドも白~グレー~黒を選んでいます。

(兄弟アニメ鑑賞中、末っ子お昼寝中)

↑衣類の部屋。洋服がすでにカラフルのなので、ほかはモノトーンに。

 

また、作業に集中したいキッチンも、気が散らないようになるべく色数を抑えて見た目をすっきりさせるようにしています。

天然素材のベージュ、木材のライトブラウン、植物の緑のほかはモノトーンです。

食品や洗剤は、扉やカゴ、パントリーのカーテンの中に隠しています。

(中身を忘れないようにする工夫はまた今度)

 

集中力に関わる

専業主婦になって自然豊かな地方に移住した今は、環境としてはかなり落ち着きました。

でも今度は3人の育児真っ最中。育児だけでも私にとっては劇的なマルチタスクです。

私は古いパソコンのように、すぐに容量オーバーになってフリーズしてしまうのです。

 

豊かな色彩を上手に合わせた素敵なインテリアにも憧れますが、今の私にはこのくらいサッパリしていた方がやるべきことに集中できて良いようです。

これからも「物は少なく、色も少なく」に気をつけて、脳の中をできるだけ軽くして動きよくしていたいと思います。

緑は癒やしの色。