家は武器

ADHD親子の、片付けられる家。

真ん中くんとの二人旅@TOKYO

放置されがちな真ん中くん

我が家の真ん中くん(3人兄弟の真ん中、次男)を紹介します。

好きなもの、お寿司。

好きなこと、機械いじり。のんびりすること。

6歳になったばかりの年長さんです。

ADHDの兄と、1歳の妹を持ち、一番放置されがちな立場でした。

赤ちゃん返りをきっかけに、両親は真ん中くんケア強化に励んでいます。

 

二人旅を決行!

圧倒的に、親と2人きりの時間が少ない気がしていました。

末っ子が卒乳し、夫が寝かしつけもできるようになったので、私(母親)と2人で出かけることに。

どこに行って何をしたいか聞いたら、予想通りでした。

前からずっと言っていたんです。

「新幹線に乗りたい!」「東京タワーとスカイツリーに登りたい!」と。

ちょっと大掛かりになるので先延ばしにしていましたが、いい機会なので思い切って2人で旅行することにしました。

 

ご希望どおり、お上りさんを楽しむ

東京が生活の場だった頃は、東京タワーやスカイツリーにわざわざ登ろうなんて、思いつきもしませんでした。

地方移住したことで、東京が自分たちにとって魅力ある「観光地」に変わり、TOKYOといえば、東京タワー!スカイツリー!という発想になったのだと思います。

また、移住してからは常に車移動になりましたから、新幹線はもちろん、地下鉄やバスに乗れるだけで、息子は大喜びです。

 

前日の夜はワクワクして眠れず、当日の朝はソワソワして早起きしてしまいました。

かわいい。が、しかし…

 

「お母さん!あと一時間で起きる時間だよ!」

「ふーん…じゃ、寝るね…ZZZ」

「お母さん!あと5分で起きる時間だよ!」

「じゃあ5分寝かせて…ZZZ」

「お母さん!あと1分で起きる時間だよ!」

「起こさなくていいよ♡怒」

 

1日目、東京タワー

久しぶりの新幹線に大興奮!

トイレの数を数え、点字や消化器やゴミ箱などの設備を確認し、新幹線内を三往復。

ご迷惑をおかけしたかと思いますが、静かに歩くという約束はほぼ守ってくれました。

どうかお許しください。

東京駅からバスで東京タワーに向かいます。

空は真っ青!

怖くないもん♪と得意げ。

ばあばと合流し、贅沢なビュッフェをごちそうになった。

こんなご馳走は久しぶりです。感謝。

でも、ここで異変が…。

息子の食欲がいつもよりない。久々の都会に疲れたかな?

 

早めに切り上げ、実家代わりにさせてもらっている姉の家に泊めてもらう。

(最近の東京のホテルは高くて!)

お昼寝をして、復活。

いとこのお姉さんと遊べて大はしゃぎ!その後、

スツールと毛糸とボールだけで、「あーでもないこーでもない」と、かれこれ2時間くらい集中して遊んでいました。
こういう時間、私も好きだったな。

 

夜は一緒にくっついて、おしゃべりしながら眠りました。

 

2日目、スカイツリー

その日はあいにくの曇り空でした。

でも雲の上から見る、雲が流れる様子は、とても不思議で美しかったです。

息子は、何考えてるんだろう。

大好きなお寿司のことだったりして、なんてのんきに眺めていたら。

 

突然、「気持ち悪い…」と言い出した!

…省略…

救護室に案内してもらい、少し寝かせていただくことになりました。

昨日の食欲のなさは、この前兆だったのか。

スカイツリーのスタッフの方には、大変良くしていただきました。

ありがとうございました。

 

旅を終えて

ハプニングはあったものの、息子はすごく満足してくれたようです。

その後は、私への執着がだいぶなくなったように感じます。

遊びに集中し、夢中になっている姿をよく見るようになりました。

 

ところで、そもそもこの旅が実現したのは、夫が末っ子を寝かしつけられるからです。

寝かしつけができるのがお母さんだけでない、ということがもっともっと世のスタンダードになると良いなと思います。

我が家は夫のおかげで、私が一人旅をしてリフレッシュすることも、今回のように赤ちゃん以外の兄弟のケアをすることも可能になっています。

 

iewabuki.hatenablog.com

もちろん、特別なお出かけよりももっと大事なのは、日々の愛情表現。

これからも引き続き、どうしてもケアが手薄になりがちな真ん中くんのことこそ、ずっとずっと気にかけて行きたいと思います。

 

日々の愛情表現の話はこちら↓

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