選択肢を減らす
私たちはあらゆる場面で日々選択を迫られます。
そして、選ぶことにはものすごく脳の体力を使います。
だから、何に脳の体力を残しておくべきか、見極めなくてはいけません。
全てに毎回、真剣になって選択に悩んでいたら、脳はオーバーヒートを起こしてしまいます。
こちらの本で、「選択肢を減らす」大切さを知りました。
今日は実際に私が選択肢を減らし、それで楽になったことについて書いてみます。
こだわらないことを決める
まずは「こだわらないこと」を決めました。
こだわらなくてもいいと思っていることは、なるべく選ばずに済むように定番を決めています。
1,美しくなくて良い
自分は女優さんでもないし、必要以上に美しくある必要はないと思っています。
健やかで清潔であれば良しとしているので、最低限の基礎化粧品とメイク用品だけあれば問題ありません。
美容液も、アイライナーも、多色パレットのアイシャドウも、私には必要ありません。大量の商品の中から自分に合うものを見つける労力が大幅に減りました。
2,流行にはついていかない(いけない)
情報の取捨選択はとても大変で大事な作業です。
全てのジャンルで情報通になる必要も、なれる見込みもありません。
昔から流行りのトピックを追いかけるのが得意でないので、無理に頑張って情報を追うことはやめました。
もう10年以上、テレビはほぼ見ていないし、雑誌も購入していません。
SNSでフォローさせていただくのも、自分が追いきれる人数に絞っています。
ファッションも、自分が心地よく活動できる素材、色、形を追求しています。
具体的には、ボトムスはゆるくAライン長めスカートかワイドパンツ。
トップスはフィットする素材と形で、襟は丸首かボートネック。
色は黒、グレー、ブルー、白の4色を基本としています。
洋服選び、朝の身支度にかける時間と労力が格段に減って、楽に、楽しくなりました。
こちらがとても参考になりました。↓
3,土地の資産価値を無視する
東京に家を購入したときは、資産価値について少なからず意識していました。
人気のエリアに家を購入すれば、手放す時にも苦労せず、もしかしたら購入時より売却価格が上がる可能性だってあります。
しかし、本当に暮らしやすい場所はどこか、ゼロから考え直してみたら、自分たちにとっては東京がベストではなかったのです。
いつか売却するときのことを考えて、我慢して合わない場所に住むよりも、一番難易度の高い子育て期の十数年を、自分たちに合った場所で楽に過ごす方が、ずっとずっと価値があると思ったのです。
なので、移住先を決める際には、「人気かどうか」「資産価値があるかどうか」などの選択基準を無くしました。
自分たちにとって価値があるかどうかだけに考えを絞れたことで、生活満足度を最大限高められたと思っています。
4,プロセスにとらわれない
日本は特に、何事も「丁寧に」するとか、ミスしないように気をつけるとか、努力する姿を見せるとか、そういった「美しい過程」を大事にする文化があると思います。
この国ならではの素晴らしい文化だとは思いますが、自分たちにその価値観を当てはめようとすると、苦しくなることが最近やっとわかってきました。
雑にやっつけ仕事をしても、ミスばかりしても、努力してる態度に全く見えなくても、結果できていれば全く問題なし。
そう決めることで、どんなに楽になったでしょう。
- 寝っ転がって宿題しても、やっていれば良し!
- 周りがびしょびしょになっても、食器洗いしてくれたら感謝!
- きれいに洗濯物がたためなかった日も、引き出しに収められて片付いたから良し!
- 自分の手で用意できず、ホットクックや冷凍食品に頼ったとしても、子どもに栄養を与えられたなら良し!
そんな風に、態度ややり方に不満がなくなり、自分にも、家族にも、穏やかに接することができるようになりました。
本当に労力をかけるべきところに全力を注ぐ
「こだわらないこと」は、できるだけシンプルに選んだり考えたりできるようにする。
そうすることで、本当に労力をかけるべきことに集中できるようになります。
これからも、日々悩むべきことはいくらでも出てくるでしょうし、重大な決断を迫られる場面に何度遭遇するかわかりません。
本当に悩みたいことにじっくり悩む体力を、しっかり温存して備えたいと思います。