子ども部屋、いる?いらない?いつから必要?
私が子どもの頃、立派に子供部屋を与えてもらったのにも関わらず、全く活用できていなかったことは以前お話しました。
息子も同じ診断を受け、片付けや持ち物の管理に工夫が必要なことが予測できました。
自分で管理すべき自分の個室を早いうちから与えても、負担になるだけかもしれない。
でも、お年頃になれば大人と同様、一人の時間も必要です。
「自分の個室を持ちたい!」と本人が言った時に最低限こもれる空間をつくってあげよう。
そう考え始めました。
ちきりんさんに相談
2020年にリノベ本を出版された記念?に、ちきりんさんが読者にオンラインでリノベ相談に乗ってくださるというイベントがあったのです。
応募したらなんと当選し、相談に乗っていただくことができました。
その際に子ども部屋についてお話を聞かせていただいたことも、子ども部屋は最低限にするという決断に繋がりました。
ちきりんさんは大家族で育ち、全員に個室はなかったこと。
受験生のときだけ、受験勉強用に個室が与えられたこと。
それが自立して一人暮らししたい!という気持ちを生んだことなど。
私たちも、親のワガママで地方移住したので、高校生くらいになったら「こんな田舎出てやる!」という気概を持ってほしいと願っていました。
それまでは、家族でワイワイ暮らしたい。
もう家族で居るのは十分、飽きたから次にいこう!と言われるくらいに。
みんなで利用できるスペースを増やす
そこで、ロッカールーム、スタディルーム、ファミリークローゼットなど、従来一般的だった間取りでは各個室に分散していた機能を集約し、みんなで利用・管理できるようにしたのです。
そうすれば、各スペースを本来なら最も利用しやすい場所に配置して、効率よく収納・活用することができるようになります。
公の場所になるので、みんなで片付けようという意識も働きます。
玄関入ったらすぐに自分の持ち物を置く場所がある。
そのすぐ近くで宿題ができる。
洗濯したらその場で干せる、乾かせる。
乾かした場所ですぐにしまうことができる。
こういう日々になってしまうと、
どうして今までは子供部屋に自分の荷物を置きに行かなきゃいけなかったんだろう。
洗濯物を家中で運んでいたんだろう。って逆に疑問に思えてきます。
子ども部屋が狭いデメリット
もちろんスペースを他に広く割いたことで、子ども部屋に使える面積はかなり狭くなりました。それに、
「ファミクロなんて、親都合でしょ?自分の部屋に自分のクローゼットがあった方が子どもは嬉しいはず」
という意見も聞きました。そのとおりだと思います。
そう本人たちが言い出したら、できるだけそうしたいと思うし、それで満足できなければ、一人暮らしに向けて頑張ってもらおうと思います。
これは最近の流れでもあるようです。私なんかが書かなくてもここのサイトに完璧にまとまっておりました。↓
狭い子供部屋のアイディアもいろいろ!
大部屋で川の字生活
というわけで、子ども部屋は今は作っていません。
大人用の寝室ひとつと、大部屋がひとつあるのみ。
大部屋で今は川の字になってみんなで寝ています。
一人で寝たいと言われたら、大部屋を個室に分ける予定です。
ロフトベッドと机、少し洋服も置けるかな?というくらいですが、それで実家時代をしのいでもらえたらと思います。
寝室についてはこちら