家は武器

ADHD親子の、片付けられる家。

サイコパスな夫とヒステリックな妻が仲良く暮らすための心得

ジェットコースターのような10年間

今年10年目を迎えた結婚生活。

引越国内外9回、夫の転職2回、3人の子どもたちの誕生。

中古戸建購入と売却、地方移住先選び、土地購入、新築家造り。

なんだかジェットコースターのような日々でしたが、とても楽しかった。

重大な決断、思い切った冒険が何度もできて、そしてその結果に満足しています。

 

夫とは高校の入学式で出会いました。

地味な私からすると、髪が総立ちになっていた怖い人…自分とは全く正反対の人で、関わることはないだろうという第一印象でした。

まさか次の年に付き合い始め、その10年後に結婚することになるとは。

大恋愛でした。人生何が起きるか本当にわかりません。

夫との付き合いは、今年で20年にもなります。(途中4年間は別行動)

 

お付き合いと結婚で違ったところ

よく言われることですが、一番大きな違いは「お金を一緒に使うこと」でしょうか。

お金の使い道、使い方って、価値観が如実に現れますし、生活の内容を大きく左右します。

ここをすり合わせていかないと、双方が満足する生活は実現できないわけです。

(共働きで、お財布が完全に分かれていたら個人の自由なのかもしれませんが)

とにかく意思疎通、話し合いが必要になっていきます。

もし結婚相手に何を求めるかと聞かれたら、私は「一に大好きなこと、二に歩み寄りができること」だと思います。

 

火星人と金星人がコミュニケーションを取るために

そう聞いてピンと来た方!そう、ジョン・グレイ博士のあの本です。

 

続編も出ていて今の時代にさらに合う内容になったようですのでもし読んでいない方はぜひ。

 

似たような内容で読みやすいのはこちら。

古い本ですが、男女の違いをわかりやすく説明してくれています。

 

もちろん人によると思いますが、なんだかんだ、男女は別の星から来た生物だと言えるくらい、違っているケースが多いと思うのです。

うちの夫婦は典型的な例で、上の本たちに当てはまることばかりでした。

最近は、大きな声で性差を語ることはしにくい時代ですが、本質的には昔から人間の本質はそれほど変わっていないわけです。

男女のコミュニケーションを上手にしていくには、性差に向き合ってお互いをお互いが学び合う姿勢が必要だと思います。

 

私が気をつけていること

話す前に「自分の気持ち」「状況」「話す目的」を確認。

伝えたいことを感情を織り交ぜて一気にしゃべってしまうと、夫が混乱します。

なので、一度自分の中で情報を整理します。

あまりに感情が高ぶっているときは、いきなり夫にぶつけるのではなく、ノートに書きなぐったりして客観的に気持ちを眺められるようにします。

そうすると例えば、こんな風に分類できます。

具体的に「だから、どうしてほしいのか」まではっきりさせておきます。

 

  • 嬉しい、悲しい、悔しい、怒っている、などの気持ち→「共感してほしい」
  • 困っていることがある→「一緒に解決してほしい」

  • 作業が大変→「手伝ってほしい」
  • 報告したいことがある→今はすべきことはないけど「頭に入れておいてほしい」

 

こうして整理して、はっきりとお願いしたいことが何なのかを伝えないと、満足する反応や回答が得られなくて、「どうしてわかってくれないの!」と逆ギレしてしまうはめになります。

よくあるのが、一方はただ話を聞いてほしいだけなのに、一方が解決しようと必死になってアドバイスしてくる、というすれ違いです。

それではお互い不幸です。

 

態度ではなく言葉で伝える

我が家の場合、相手が察してくれることを期待して、態度に表すのは関係を悪くしてしまいます。

なのではっきりと言葉にしてこんな言い方をします。

  • 「今日、とても悲しいことがあったから、聞いて共感して慰めてほしいの。」
  • 「子どものことでこんなことがあった。どうしたらいいか、一緒に考えてくれない?」
  • 「明日からワンオペで料理ができるか不安なの。だから、冷凍食品の買い出しをお願いできる?」
  • 「学校でこんな連絡があったから、報告しておくね。今は特にやることはないよ。」

 

「気持ち・状況・情報」+「してほしいこと」。

これで、伝わらないことはほとんどなくなりました。

 

相手にとっては「タスク」になることを肝に銘じる

私の偏見だったらごめんなさい…

女子会では、それぞれが自分の話したいことを思い切り話したら、はい次の人!という流れが違和感なく進みます。

聞いてもらうだけで解決することが多いというのを、みんなわかっているから、うんうん、と共感すれば、ほとんどの場合お互いに満足できます。

 

しかし、男性(うちの夫)は、何か話があると、それを「解決すべきタスク」として捉えてしまうのです。

だから、たくさん話せば話すほど、「タスク」が積み重なるような気がして負担に感じてしまうようなのです。

だから、解決が必要ないただのおしゃべりは、「共感してほしいだけ」「頭に入れておくだけ」で聞き流して良いことを伝え、タスクではないことを明確にしてあげる必要があるのです。

そういったことが面倒くさくて、思いっきりおしゃべりしたいなー!って時は、女友達に聞いてもらうのがベストだと思います。

 

愛情をちゃんと受けとる

私は、言葉で「愛してる」と言ってハグしてもらうことが愛情表現だと感じます。

でも夫は、ゴミ出しや料理、家族と過ごす時間を確保するなど、具体的な「行動」や「解決」が愛だと思っているようです。

なので、私が愛されてるかどうか不安になっても、夫は「十分愛情表現しているはずなのにおかしいな」とすれ違ってしまうのです。

だから、私は何かしてもらう度に、それが愛なのだと理解して、愛情をちゃんとありがたく受け取る意識をしてます。

それでもやっぱり言葉にしてほしいときは、言ってほしいセリフとともに、それを「まるで心から思ってるように言って!」とはっきりお願いします。

甘いセリフを考えるのはとても苦手なようなので、それを考えるのは私の役割、と割り切ってしまってます。

どうかお笑いください…

 

こんな感じで、今日もワイワイ過ごしております。