家は武器

ADHD親子の、片付けられる家。

簡単に元気になるのがなんだか悔しいとき

この気持ちが流されてしまうようで

なんだか、このまま簡単に元気になってしまっては悔しい…!というときはありませんか。

私は小さい頃からしょっちゅうありました。

かなり性格が悪いのかもしれませんが、正直に書いてみるとこういうこと↓みたいです。

 

実はもう、だいぶ元気なのだけど、このまま元通りになってしまったら、辛かった気持ちが消えてなくなってしまうようで。

意味がなかったようで虚しくて。

みんながこのまま普段通り、何事もなかったように過ごしていくのが恨めしくて。

もっと私の気持ちに注目し続けてほしい…こんなに辛いんだってわかってほしくて。

構ってほしくて。

 

こんなオドロオドロシイ気持ちが隠れていました。

 

元気が出なくて一番つらいのは自分

それでも、機嫌よく過ごせなくて一番つらいのは「私」です。

親もパートナーも子どもも、それぞれの生活があり、それぞれに悩みや課題ややりたいことをたくさん抱えていて。

「私」ばかりに気を取られている暇はありません。

誰も「私」のためになんか生きていない。

求めれば求めるほど虚しいだけです。

大人になるにつれてそういうことを知り、「私」が「私」を幸せにする必要があることに気が付きます。

よく言われていることですが、これがなかなか難しい。

 

「私」の話をとことん聞いてあげる

そんなわけで、私が「私」の心の声をひたすらに聞いてあげる時間を、定期的に作ることにしました。

叱咤激励はしなくて良くて、無理して元気になろうとしないで、しっかりと、悲しいことを悲しがり、苦しいことを苦しみ、怖いことを怖がります。

 

そのときに、お友達に教えてもらってとっても良かった方法があります。

自分の両手で、自分をハグしてあげるのです。

そしてどんなことを感じたり思おうが、全て「そうか、そうか」と受け止めてあげます。

そうすると、自然に力が抜けて、安心することができます。

誰かが構ってくれるのを待っていたら、いつ元気になれるかわかりません。

でも「私」なら、すぐにでも「私」を構って話を聞いてあげられます。

そしてなんと無料です。

 

自分自身に共感するのが難しければ、似たような境遇の登場人物が出てくる物語を読んだり、映画を見て、思い切り涙を流すのも良いです。

 

商業メッセージに翻弄されない

気をつけなきゃいけないのは、落ち込んでいるときこそ狙われるということです。

「自分へのご褒美」「癒やし」「愛され」「自分磨き」などのキーワードで、様々なサービスや商品の紹介が目に飛び込んできます。

一時的に好きなことをしてリフレッシュするのは良いことではありますが、根本的な理由が「自分の気持ちを受け止めてほしい」「注目して構ってほしい」だとすれば、そこは解決されません。

無駄にお金と時間を使ってしまう可能性が高いです。

 

早めのSOS、早めのキャッチで悪化させない

「私」を守ってあげられるのは、「私」。

こう意識すると、気軽にお構いなくSOSが出せるようになると思いませんか。

予約も必要ありませんし、「こんな事話したらおかしいって思われるかな?」とか考えなくて済みます。

普段から「私」をよく観察してあげて、感情をしっかり感じて、辛ければ早めにSOSを出す。

「私」のために時間を作ってあげて、とことん思いを受け止める。

長い時間は必要なかったりします。

5分くらいでも、ずいぶん気持ちが楽になります。

 

以上、元祖構ってちゃん日本代表のつもりのSUZUがお送りしました。

しおれて切り落とした部分も名残惜しかったり。