ダウンライトを極力減らした
「はい、減らしても大丈夫ですよ。出来上がった後に暗いと言われると困るから、いつも多めに提案するんです。」
天井がダウンライトだらけの照明計画をもらって、「こんなに必要ない」と言った私に設計士さんがおっしゃいました。
もし目指す雰囲気があるのなら、それに合わせた照明の希望を、きちんと設計士さんにお伝えしなければなりません。
不要な照明まで購入してしまうことになるかもしれません。
今は特に思いつかないという方は、こちらの記事などおすすめです。
間取りが決定し、部屋ごとの使い方や家具の位置が想定できたら、ぜひ照明についてもじっくり考えてみてください。
もちろんダウンライトだけでも、メリハリをつけた配灯で素敵な雰囲気にすることは可能です。
私は好きな照明器具を色々と置いてみたかったので、ダウンライトは極力減らすことにました。
アレクサを使ってオンオフしたかったというのも、ダウンライトを減らした理由の一つです。
憧れの堀部安嗣さんの家も、ダウンライトが極限まで減らされて、すっきりと美しい天井になっていました。
ソファの足元に集光タイプのダウンライトを2つだけつけて、ひだまりのような温かみを演出するのを我が家でも真似させてもらいました。
夜は暗くて良い
我が家のみんなはどちらかというと、朝型です。
夕方から夜は穏やかにリラックスして過ごしたいと思っていたので、必要な場所を必要な分だけ照らす「一室多灯」を目指しました。
夜まで部屋の隅々まで明るいと、体内時計も狂ってしまうとのことです。
ベースの明るさは抑えて、ランプの光を引き立たせる方法を取りました。
プロの方に照明計画をお願いしたわけではなく、ほぼ自分たちでアレンジしたので「これが正解」とは言い切れないのですが、なかなか素敵な夜を過ごせるようになりました。
リビング
①ソファ脇のフロアランプ
植物とのバランスを取るために、高さの調整できるタイプを選びました。
②テレビの後ろに仕込んだ間接照明
テープライトを貼りました。
光り方は気に入っているのですが、色が微妙に合わなくて…他のメーカー品にそのうち変えたいと思っています。(写真を撮ると緑色がかって見えてしまう)
同じく「電球色」と表記されていても、メーカーに寄って色味が違ってしまうので注意が必要だとわかりました。
③読書用のソファ脇に3連スポットライト
読書灯&アップライト(空間を広く感じさせる効果)&本棚照明を兼ねています。
①~③は、「アレクサ、リビング照明をつけて」というと3つ同時に灯されるように設定しています。
ダイニング
ペンダントランプは、名作照明の中古をメルカリで格安で購入しました。
長男が切り紙を貼ってくれて、さらにお気に入りに。↓
ブラケット照明
落ち着いて過ごしたいトイレ、お風呂の前の前室にも天井照明は付けず、ブラケット照明選びを楽しみました。壁紙の質感が美しく照らされます。
お風呂の時間にはもう入眠の準備が始まっています。
寝室
寝転がった時に目に入って眩しいので、寝室はダウンライトゼロです。
フロアランプ&テーブルランプだけですが、明るさに困りません。
アレクサに声をかけて調光、オンオフできます。
お布団に入ったまま操作できるのはとても快適です。
とてもリラックスできて、スムーズに入眠できます。
影で遊ぶ
明るさを断捨離すると、魅力的な影が生まれます。
新しい家では影を活かしたインテリアを楽しんでいます。
植物やオブジェに光を当てると、素敵な模様が映し出されて、昼間とは別世界の幻想的な雰囲気に変わります。
ものの断捨離に加えて、不要な明るさも整理してみてはいかがでしょうか。