掃除のハードルをとことん下げる
我が家のお風呂には、鏡も、湯船のフタも、椅子も、カウンターもありません。
シャンプーボトルなどの数も最低限に抑えています。
すべて、掃除を簡単にするためです。
最後にお風呂に入った人が掃除をするルールにしているので、それが子どもでも、大人でも、誰が最後になってもできるようにしたかったのです。
なくても良いと思った理由
最近は汚れにくい・曇りにくい加工がされている鏡もあるようですが。
以前鏡があった家では、毎回拭き上げたりしなかったので、やはりすぐ頑固な水垢がついてしまいました。
印象として、せっかく他をいくらきれいにしていても、眼の前の鏡が水垢で曇っていたら、清潔感がかなり下がってしまう気がしました。
そもそも入浴中は鏡が曇ってしまうので、あまり見ることもなかったように思います。
あるとき、鏡の付いていないお風呂の家に住んだことがありました。
(9回も引越していろんなタイプの家に住んできました)
2か所で合計3年ほど鏡のないお風呂を使っていましたが問題なく、最後には鏡のないこと自体忘れてしまうほどでした。
頑張ってお手入れしてでも絶対必要!という方、あったら何かと便利だし少々汚れてても気にしないよーって方もたくさんいらっしゃると思います。
でも存在意義を疑うレベルの我が家だったので、数少ない鏡のないプランを選びました。
鏡のなくし方
いろんなメーカーで鏡をなくすことはできます。
でも基本的には、鏡のある前提で設備の配置がデザインされています。
なのでただ外すだけだと、いかにも「ここに鏡があったんですが外しました」という感じが、ぽっかり空いたスペースに醸し出されてしまいます。↓
鏡をなくしたスペースにシャワーの位置をずらせないか聞いても、多くのメーカーで、できないという回答でした。
一方、トクラスにはシャワーに特化したプランがあったんです。
シャワーが洗い場正面の壁の中央(一般的には鏡が配置される場所)に配置されていて、バランスが良く、とてもかっこよかった。
壁のデザインも上品で質感が良くて、人目で気に入りました。
矛盾しているのですが、ステンレスのラックは水垢が目立つかも…?と思いつつ
つけました。
掃除のしやすさを徹底するなら、ラックもなくして、銭湯スタイル(毎回シャンプーなど持ち込み)にすればいいのですが、家族みんなにそれを求めるのはさすがに難しいなと。
しかも、このラックの高さなら、一歳の末っ子にシャンプーなどをいたずらされないのも良いです。
でも一番の理由は…かっこよかったからです!!
シャワーが真ん中にあって、横にラックが並んでる姿に一目惚れしてしまったからです。
お気に入りなので時々はちゃんと拭いています。
手間をかけてもいいと思うほど必要か、気に入っているか、見極めるのが大事だと思います。
湯船のふた、椅子、カウンター
本来、お湯の保温のためには湯船のふたは必要です。
でも大きいふたを開け閉めしたり洗うのは、なかなか大変なので、なくしました。
うちはまだ子どもたちが小さく、家族で一気にお風呂に入るケースが多いので、保温する必要があまりありません。
確かにシャワーの水や石鹸の泡が跳ねて、湯船に入ってしまうことはあります。
でも、それは最後お風呂を出る時に、気になる場合は軽くシャワーを浴びれば済むと考えました。
椅子も同様に、椅子の足の裏など汚れが溜まりやすいのが気になっていたので、使わないことにしました。
足の指の間を洗うときなど、子どもたちも私も床に直接座ってしてしまいます。
いつも床をきれいにしていれば、問題ありません。
洗面器は元々使っていなかったし(何に使うのかわからないレベル)、椅子もないとなると当然、カウンターも必要ありません。
カウンターの裏も汚れが溜まりやすいポイントですから、なければそれだけ楽になります。
カウンターがないと、洗い場が広くなります。
我が家のお風呂は一坪タイプですが、4人(大人1子ども3)で入れています。
そもそも、これは私たちに必要なんだろうか…?
逆に、これは必要なんじゃないか…?
と考えるのは、とても楽しいことです。
子どもにもできる普段の掃除
我が家のお風呂は2階の日当たりの良い場所にあるので、すぐ乾いて、カビを防げています。
普段のお掃除は、お風呂を出る前に、取っ手付きのお掃除ブラシに少しボディソープを垂らし、一通りシャカシャカするだけです。
普段のお掃除は洗剤がなくても十分。
何も付けなくても良いし、ボディソープなら、子どもが洗ってくれたあと、もし流しきれてなかったとしても、肌への影響はほぼないので安心して任せられます。
ラックや壁は私がそうじするとき気が向けば拭き上げていますが、家族にはそれは求めません。
逆に、排水口の本格掃除や除菌は夫が時々してくれていて、本当に助かっています。
家族みんなで管理ができる、お掃除が簡単になるお風呂になって、とっても楽になりました。