家は武器

ADHD親子の、片付けられる家。

片付け①引越という劇薬

 

物が多いから片付けが辛い。そんなのわかってる。

極論ですが、そもそも物がなければ、片付ける必要はないですよね。

その物たちに割く空間も、時間も、気持ちも、体力も、必要なくなる。

その理屈では、物が減れば減るほど、楽になるはずです。

使っていない物、必要ない物を手放せば、残る物はそれほど多くない。

数少なくなれば、あくせく収納に工夫しなくても、ほぼ「置くだけ」で、散らかった状態にはなりません。

散らかっていなければ、掃除もしやすく、気持ちの良い部屋をキープできるわけです。

 

そんなことをこちらの本で学びました↓ 大好きな本!

以来、私にとって片付けとは、ほとんど「捨てる」ことに近しいです。

 

いや…!!そんなのわかり切ってますよね…

 

片付けに効く一番の薬

私は劇薬を飲みました。そう、「引越」という劇薬です。

これが結論です。モノを減らすには、引越が一番!!!

 

私は結婚してから10年間で、都合により9回引越しました。その度に、

  • 自分と家族は「今」どんな状況なのか
  • その状況で、本当に「今」何が必要なのか
  • その物たちは、ちゃんと「今」の生活スタイルに合っているのか

を見極めてきました。

 

引越には、タイムリミットがあります。

そしてお金がかかります。物が少なければ少ないほど、お安く済みます。

そういう極限状態にないと、人は(私は)動かないのです。

 

業者と化して売りまくった夫

便利な時代です。捨てるという心苦しいことをしなくても、個人が気軽に売ることができるようになりました。

かなり手間はかかりますが、我が家の場合は、マメな夫が頑張ってくれました。

メルカリ、ジモティヤフーオークションなど…

ある引越の際には、合計40万円以上売り上げるという偉業を成し遂げてくれました。

以前デパートでテーブルウェアの売場に勤めていた私は、独身時代に買いためていたブランド食器もほとんど手放しました。

幼い子供がいて、食洗機ばかり使う私には似合わないと踏ん切りをつけたのです。

思い出の品や大物の家具などにも、似たような決断をしてきました。

 

片付けやすい間取りを選ぶ

大きめの玄関収納やファミリークローゼットが置けるような間取りがいいなと個人的には思います。

でも一般に、片付けのハードルが高まるような間取りの家が多いと感じます。

私には、玄関には靴しかしまえない、各個室にクローゼットがあっていちいち運ばなきゃいけない、洗濯機から干す場所しまう場所が遠い生活は苦しかったです。

 

だからこそ実現させた、玄関に大きいロッカールーム、広い洗濯室にファミリークローゼットがある家。

この間取りなら、どんなご家庭でも片付けに深刻にならずに済むんじゃないか。

もっとこんな間取りが増えてほしい、一般的になってほしい。

少なくとも選択肢の一つになってほしい。そう思ってこのブログを書いています。

 

新生活のイメージがモチベーションに

新しい生活が始まるんだ!次の家ではこんな風に過ごしたい!という楽しいイメージをたくさんしました。

それこそが物を減らすモチベーションになります。

一度手放せば、今の自分にピッタリなものを新たに買う楽しみもできます。

引越は、自分を見つめ直し、受け入れ、より良い生き方を考える素晴らしいきっかけになります。

ものすごく大変ですが、私は引越が大好きです。

いつか子どもたちが巣立ったら、夫と二人で小さな家に引っ越して、また新生活を始めるのが夢です。