家は武器

ADHD親子の、片付けられる家。

ADHDでもできるお金管理①固定費の見直し

我が家の財務大臣(夫)より、大事なお金の話を聞きましたのでまとめていきます。

固定費の見直し

ADHDの方でも、お金の管理がうまくいく秘訣があります。

その中でも、最も効果的ですぐに実践できるのが「固定費の見直し」です。

固定費は通信費、保険、住居・車などに分けることができます。

通信費の見直し

スマートフォンの契約を格安SIMに切り替えましょう。

例えば、日本通信SIMの1500円程度のプランは、70分無料通話と10GBのデータ通信を提供しています。これで十分な通信が可能です。

 

 

保険の見直し

保険は究極的には大黒柱の掛け捨て生命保険のみに絞りましょう。

他の保険(医療保険など)は不要だと考えています。

 

まず保険の価値ですが、我々は大黒柱にもしものことがあった時に、残された家族の生活費を賄う目的で保険を利用しています。

 

保険金は家族が生活できる金額から逆算して最低限を算出するべきです。

 

上記の考え方から、医療保険も不要です。

なぜなら日本は公的保険が手厚いからです。

 

具体的には国民皆保険もしくは社会保険によって医療負担は3割です。

また高額医療費補助制度により、月々の実質的な医療費の負担の上限は9万円程度までです。

つまり、例えば病気になったときでも、年間100万円程度あれば十分な医療が受けられるのが日本です。

さらに、医療保険は保険という基本的な考えに反するものだからです。

保険というのはいざというときの備えです。

しかし病気や怪我、がんや入院などはかなりの高確率でみんなに発生するものです。

つまり保険で備えるよりも、貯金や資産運用で資金を用意しておくほうが得策です。

 

なお、医療保険などは、被保険者にのみ適用になります。そのため夫婦二人のどちらかが病気や怪我になった場合は、その名義人の保険のみが適用されます。

しかし、貯金や資産運用であれば夫婦で備えるということも可能です。

以上の点から、保険は掛け捨て生命保険のみに絞っています。

 

ちなみに我が家は第三子が成人するまでの間に死亡した場合、3000万円が支払われる保険に入っています。

 

ライフネット生命だと、月額6,300円程度の保険料です。

 

※ただし、以下の保険は生命保険以外で加入しています。

自動車の任意保険 → 交通事故により補償が発生するケースに備える

火災保険 → 住宅ローンの加盟条件及び、火災に備える。

これらの保険も必ずネット保険を利用します。

カカクコムなどで条件を入れて、複数の会社から見積もりを取得して、条件に合う最も安いものを選びます。

 

例えば、自動車の任意保険は普通車で対人対物補償無制限をベースに年間20,000円未満です。

(万が一、死亡事故などを起こした際に、自己破産をせざるを得ないようなケースに備えます。)

 

住居・車の見直し

住居や車についても、必要最小限の選択を考えましょう。

 

例えば、都内や大都市圏に住んでいる場合は車を持たず、家のサイズを家族の人数に合わせて選びます。

 

ただし、私たちは地方移住をしたことで、ややこの項目に関しては贅沢をしてしまっています。

地方で贅沢に土地を購入し注文住宅を購入し、夫婦で1台ずつの車を持っています。

 

あくまで、ここで説明しているのは、基本的なお金がたまる仕組みであって、人生を豊かにするお金の使い方ではないので注意してください。

私たちにとっては、今は少し贅沢をして、家族5人が楽しく生活するための必需的な支出として、家や車を保有しています。

 

節約術の効果と長期的な利益

これらの節約術はどれもこれも基本中の基本です。

そして、一度手間暇をかけて設計すれば、毎月自動的に節約ができるようになる優れたものばかりです。

 

最初は手間がかかりますが、数年や数十年後には大きな差を感じることでしょう。

 

例えば、通信費と保険の見直しのみでも、年間20万円以上の節約が可能です。

 

月収20万円程度の方であれば、1ヶ月分の給料(手取り換算なのでそれ以上)の価値です。

働くことが苦手な私にとっては、過度な負荷を抑えることが何よりも大切です。1ヶ月働かなくてよい。という状況を未来永劫作れることはものすごいメリットです。

 

日々の数字に追われると精神的に参ってしまうので

ADHDの場合、というか、私の場合、日々細かい家計簿をつけたり、お得な情報を追いかけることが負担になります。

割引率を暗算したり、ポイントが溜まりやすい曜日や店舗を選択するような、いわゆるできる主婦が得意なことがものすごく苦手です。

日々の節約が出来ないため、相対的に固定費の見直しは効果が高いのです。

 

逆にいうと、私のような人は、固定費の見直しをしなければ、日々の浪費や消費で資金が一切なくなってしまうリスクがあります。

節約術というよりも、貨幣経済社会を生きるための必須のスキルと言っても過言ではないでしょう。