家は武器

ADHD親子の、片付けられる家。

書字障害の読書家の①授業の受け方

楽しい通級学級

息子は小学校入学前に、こども園での様子で通級学級に通うことに決まっていました。

週に一回、国語の時間に行くことに。

授業にはすぐ退屈してしまうけれど、通級には楽しみに通っています。

クラスメイトに「行ってきまーす!」と言って、元気に出発しているそう。

通級では、先生とマンツーマン。

彼のペースで進められるし、迷路やクイズ、ゲームなどができるから最高だって言ってます。

お金を払ってでも通わせたいのに、これが無料なんだから、本当にありがたいです。

テストを受けたところ、聞いて理解することに難があることがわかりました。

 

小学校2年生で、ADHD&書字障害の診断

本人は困っていないので、迷う気持ちもありましたが、先生のすすめもあり、2年生の時に一度受診してみることにしました。

学校の様子は先生から、家庭の様子は親から話して、テストの結果を持ち込み、お医者さんとの面談で、診断が出ました。

ADHDに関して、親としては驚きもがっかりもしませんでした。

私もADHDの診断を受けていたし、夫もその傾向がちらほら。

診断結果を見て、あれ、これはお父さんの話かな?ってみんなで笑ったくらい。

息子は多動傾向、私は不注意優勢型なので、種類は違いますが、普段の生活では共感することばかりでした。

小さい頃はその特徴が、年齢によるものなのか、本人の性質なのか、もしくはたまたまその日の気分なのか、見分けがつきませんでした。

診断が出たことで本人の特性がはっきりしたのは、彼を理解する上でとても良かったと思います。

 

書字障害の読書家

息子は字は書けないけど、読むのは大人より早いのです。

ほんとに読んでるのかな?って読んだところまでのあらすじを聞くと、要点をまとめて言えるから、おそらく読めてるんだと思います…

 

  • 学校の授業ではわかってる問題を時間かけてやるから待ってられない
  • 黒板にチョークで書く音が苦手
  • 書くのが苦痛で、そもそも板書する意味がよくわからない

 

とのことで、授業中はほとんど本を読んでいて。

休み時間も図書室に通うほどの本好きです。

 

先生と相談して妥協してもらう

低学年の時までは許してもらっていたのですが、3年生になって、状況が変わります。
先生がとても真面目で一生懸命な先生で、授業を聞いてない、ノートをとらないからということで、本を取り上げることにしたのです。

 

すると今度は退屈から、となりの友だちにガンガン話しかけるようになってしまいました。

それで先生から困っていますという電話…

 

相談・交渉した結果、こうなりました。

  • 板書は、教科書に載っている文章(問題文や目当てなど)は書かなくてOK
  • 授業の課題がきちんと終わっていれば、その後は本を読んでいてOK
  • わかっているなら、お友達に教える(先生の要望)

 

先生には申し訳ありませんが、妥協していただきました。

お医者さんからも、「この子にとってはノートに書けというのは、車椅子の人に階段を登れという意味になる」と伝えていただきました。

ちゃんと相談したら、ご理解いただけて、とても安心しました。

 

親としては…

せっかちで、楽しいことを次々にしたくなる長男。

学校での集団生活は彼にとって、退屈な時間が多すぎるようです。

親としては、たまには自分のペースで過ごして、充実した一日にしてほしい。

週に一度くらいは休んで、思い切り本を自由に読ませてあげたいと思っています。

「今日はのんびり過ごしたい」「今日は本を読みたい」と言われたら、学校を休んで自由に過ごすのを良しとしています。

学校には堂々と「私用のため」と伝えて休ませてもらっています。

ちょっと変わった親子かもしれませんが、どうかお許しください…