化粧品をどう選ぶか。
化粧品って、とても多面的な商品ですよね。
みんな、肌への直接的な効能のためだけに使っているのではありません。
テクスチャーの気持ちよさや、香りによるリラックス効果、ブランドイメージによって自分の格も上がるような感覚などもあると思います。
最近ではオーガニックやクルエルティフリーにこだわる方もいて、化粧品選びに思想が反映されるようにもなってきました。
今日は元アトピー肌の私が、化粧品に対して考えていることを書きたいと思います。
一個人の意見ですので、どうぞお聞き流しください。
毛嫌いしているアトピー商法
まずは選ばない商品について。
アトピーの分野は、まだ未解明な部分が多く、だからこそ少々怪しい民間療法や不確かな効能を謳う商品が付け入る隙があります。
善意で母や祖父が「◯◯エキス入り!アトピーに良い!」というローションやお茶など、かつては色々と買ってきてくれました。
感謝はしていますが、もちろん良くならなかったので、堂々と「アトピーに効く!」なんて簡単に言ってしまう売り方をしている商品は、買わないようにしています。
海に入ったら治った!とか、温泉で良くなった!とかいう話も、「良かったですね」と心から思いますが、みんなが当てはまるとは思えません。
ほとんどのアトピーさんは、海では因幡の白うさぎ状態で涙し、高温のお湯に入れば痒みが増して後悔しているのではないでしょうか?
オーガニックなら肌に優しい?
オーガニックが肌に優しいと思っている方がいますが、オーガニックが優しいのは対・人ではなくて、対・環境だというのが私の認識です。
土壌汚染を防ぎ、生物多様性を守るという目的には賛同できますが、肌に優しいかどうかは別問題だと思っています。
「自然由来の成分」というのも同様に、だからといって肌に優しいかどうかは関係ないと感じます。
なぜなら、私には自然由来の成分は刺激が強いからです。
柑橘系のオイルをはじめ、人気のココナッツオイルや定番のミツロウも、肌荒れを起こしてしまいます。
どちらかというと、ケミカルな素材のほうがよく精製されていたりするので信頼できるというのが本音です。
敏感肌の人は敏感肌用しか使えない?
そんなこともないと思います。
私は敏感肌用じゃない化粧品でも、使えるものがあります。
以前の私は、敏感肌用しか自分は使えないと思いこんでいました。
でもパッケージも渋いし、価格もお高めだし、本当は進んで使いたいとは思っていませんでした。
心に従って色々試してみると、意外にも問題なく使える物が多いのに気が付き、今は肌荒れしないものなら好みでいろんな化粧品を使っています。
「赤ちゃんでも使える」という表記も同様です。
ベビーローションやベビーオイルでも、私には肌荒れしてしまうものもあります。
赤ちゃん用だから大丈夫、ということもありません。
じゃあワセリンなら良いのか?
それが、ワセリンで痒くなる日もあるんです。
熱がこもるような感じがして。
お医者さんにも、汚れを洗い流したあとでないと、汚れごと閉じ込めてしまうと聞きました。
使い方に注意が必要です。
顔に使用すると、ベタベタして汗かいたみたいな前髪になってしまうし、酸化して臭うような気もしますので、昔からずっと使っていたとはいえ、実は苦手です。
私が行き着いたアイテム
というわけで、「肌に優しいらしい」というイメージがある商品でも、肌に合うかどうかはわからないというのが結論です。結局は自分で試してみるしかありません。
これは本当に個人的なセレクトですが、やっと最近これが自分の定番!と言えるお気に入りが決まりました。
髪と肌には、基本的にこの4種類です。めちゃめちゃフツウのセレクトです。
化粧水は、特に傷にしみやすいアイテムで、本当に見つけるのに苦労しました。
日焼け止めも、敏感肌用だと白浮きしやすかったり、感触が合わなかったりするので、本当に難しかったです。
でもロート製薬の極潤シリーズと、スキンアクアの日焼け止めは、価格がお手頃なので惜しみなく使えるのに、全くしみないし、使い心地も気持ち良いです。
(同じシリーズでもローションパックはしみました…なぜ。)
一番欠かせないのはセタフィルのローションで、これで顔からつま先まで保湿しています。
赤ちゃんの末娘も含め、家族みんなで使っています。
これを使うようになってから、肌がすごく改善されました。
今は人生で一番肌がきれいで安定しています。
最後に、洗い流さないヘアトリートメント。
こちらは子どもの頃からずっと愛用しています。
本当に髪を手触り良くしてくれます。
表面だけしっとりするような商品が多いですが、これは表面はサラサラなのに、内側から潤う感じがします。
髪につけるものは、どうしても最も敏感な首に触れてしまいますが、これは首の肌が荒れない珍しい商品で、何度浮気しても戻ってきてしまっています。
これは私に合っただけで、他の方に合うかどうかはわかりません。
みなさんもご自分にぴったりの化粧品が見つかりますように。