家は武器

ADHD親子の、片付けられる家。

ADHD息子×ADHD母の10年

息子10歳になりました

年明け前に、長男が10歳になりまして。

今日は改めてこの10年間を振り返ってみたいと思います。

これを今読んでくださってるあなた様は、どんな10年をお過ごしでしたか?

私は引っ越しを9回(海外、東京、地方含む)した後に子を3人と子犬が1匹家族に加わりました。

海外に住んでみなければ、夫が大企業を辞めてベンチャー企業に飛び込むこともなかったですし、コロナ禍が訪れなければ、地方移住することもありませんでした。

そして地方移住しなければ、決して3人目を生んだり犬を迎えたりしなかったでしょう。

まさかの展開ばかりでした。

世の中も大きく様変わり、10年前には想像すらできなかった世界にたどり着いたと感じています。

子育てでしてよかったと思うこと

さて子育ての話に戻ると、ADHDの息子を育てるのに私が意識したのは3つ。

  1. 彼の世界を邪魔しないこと
  2. 彼の歩みに制限をかけないこと
  3. よく疲れさせ、よく眠らせること

この3つはとても良かったと思います。なんとなくですけど。

 

彼の世界を邪魔しない

彼が歩みを止めて何かに夢中になっているとき、できる限りそっとしておいてその世界の邪魔をしないようにしました。

スケジュールを決めずに、ただ彼の後をついていき、止まったら待つだけ。

きっと彼なりの発見とそれによる思考ぐるぐるタイムだったのだと思います。

彼の歩みに制限をかけない

とにかくひろーい場所(誰もいないような)に連れて行って、日々自由に歩かせました。

一見何も無いところでも自ら面白いことを見つけて何でも楽しめる子になっていきました。

 

よく疲れさせ、よく眠らせること

どうしてこんなに自由にさせて疲れさせたかって?

彼が寝ているときしか、私の安心できる静かな時間がなかったから!

できるだけ外でエネルギーを発散させないと、家がいたずらで崩壊するから!

とにかくぐっすりお昼寝させるために午前中があったのでした。

夕方も公園や散歩に連れて行っていましたよ。

今思うと、よくやったなと自分でも思います…。若かった!

逆に言うと2人目、3人目の子たちはこれほど外に連れ出してあげられませんでした。

 

できなかったこと

幼稚園に行くようになる=時間制限が生まれると、悠長に待つことができなくなり急かすようになりました。

トイトレがもリバウンドがあったりしてうまく行かなくて、よく怒鳴ってましたね。

子育て、特にトイトレでやっちゃダメなことは全て、網羅したのではないでしょうか。

正直、手を上げてしまったこともあります。

虐待してしまいましたと、泣きながら児童相談所に電話したこともありました。

ひどい母親だったと思います。

言い訳を並べれば色々ありますが、結論だけ言うと、

多動児を育てるに当たり、「空間の広さ(人口密度の低さ)は正義だ」と思いました。

息子と私のこれから

息子の幼い頃には、こんなふうに運動ばかりさせていたわけですが、どういうわけか「ストーリーにのめり込む子」に成長しました。

本、漫画、映画やアニメが大・大・大好き。

ロボット&迷路を作るのと、古生物や深海生物、爬虫類のような生き物も大好きです。

自分から面白いものをたくさん見つけ、どこに連れて行っても喜んでくれ、褒め上手で、とにかく明るくて、いつも喋っていて、毎回笑わせてくれるあなた。

これからも大好きなあなたの世界にどっぷりと好きなだけ浸って、夢中で過ごす時間をたっぷりとれるよう、他のことをパッパと進められるあなたでいてね。

(それができるようになったあなたを誇りに思います。)

 

対等に話せるようになり、言語化が得意なあなたに私の気持ちを代弁してもらうことも増えました。

お互いの弱みをお互いにフォローしあい、リマインダーしあえる心づよい仲間のような存在です。

これからもよろしく!

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