家は武器

ADHD親子の、片付けられる家。

お片付け支援者は美容師さんに似ているという話(ライフオーガナイザーってなんなの?)

ライフオーガナイザーって何なの?

カタカナだし、初めて聞いたら「なんなんだろう?」って怪しく感じる方もいらっしゃると思うんです。

私が説明しなくても、こちらに全て書いてあるので、ライフオーガナイザーについての説明は省きますが、

jalo.jp

 

今日は、実際にどんなことをするのかを、例え話でお話したいと思います。

 

イメージは、「美容師さん」

セルフカットがよほど得意でなければ、私たちは定期的に美容院に行きます。

美容院にいくと、まずは相談にのってもらえますよね。

「どんな髪型にしたいですか?イメージ写真はお持ちですか?」

そのイメージと今の髪型から、できるだけ雰囲気を近づける案を出してくれます。

「へ~、小さいお子さんがいらっしゃるんですね。じゃあ髪は良く結びます?朝アイロン使う時間あります?」

生活スタイルに合わせた髪型、無理のなく続けられるヘアセット方法を教えてくれたりします。

「他にお悩みのことはありますか?」

乾燥しているならトリートメントを、疲れているならヘッドスパを、くせっ毛ならそれを生かした髪型なりパーマなり、縮毛矯正を勧めてくれるでしょう。

くせを抑える髪の乾かし方を教えてくれ、カットの工夫でくせがなるべく出ないようにもしてくれます。

 

お片付けサポートもよく似ている

ライフオーガナイザーが行うお片付けサポートも、こんな感じから始まり、進みます。

目指しているイメージ、属性、生活スタイル、時間の使い方、お悩みなどを伺って、それに合わせたご提案。

そして、実際に手と体を動かして一緒にお片付けをしていきます。

片付いたあとも、自力で無理なく維持できる工夫をお伝えします。

 

放っておいたら伸びてスタイルが崩れていく髪型と同様、

お部屋も、散らかったまま放っておいたら生活が崩れていってしまいます。

それをご要望に寄り添って整えていくのがお片付けサポートの仕事です。

 

一緒にやる&自分でもできるようになる、そこは違う

一つだけ違うのが、お片づけは一度覚えて習慣化までできれば、自分でもできるようになるということです。

美容院に通っている方で、「今後は自分でカットしよう」と思う方は少ないと思いますが、お片付けサポートは卒業が可能です。

だから永遠に出費が続くということはないのでそこは安心してください。

私自身も、お客様が自分でお部屋をメンテナンスできるようになることがゴールだと思っています。

 

ただ、そこまでが大変だから伴走支援する

散らかった状態から、どこから手を付けてよいのかわからない状況から立ち上がって、「惰性」に打ち勝つというのは、とってもとっても大変です。

しかも、普段の営み(お仕事家事育児)を続けながらはかなり難易度が高いんです。

 

これは自転車と同じだとイメージしています。

 

パンクして錆びついた自転車では、どんなに頑張っても前に進めないでしょう。

一度休憩していただき、「どこに向かいたいのか、その先でどんな景色が見たいのか」を考えてもらいます。

その間に私は潤滑油を差し、空気を入れるなりタイヤを交換して、スムーズにタイヤがくるくると気持ちよく回るようにアイディアを練ります。

ご提案を受け入れてもらえたら、一緒に自転車を直し、順調に進むまで伴走支援します。

お客様がするすると、私より早く動き出せたら、笑顔でお見送りします。

 

もちろん、また困ったらいつでもご相談に乗りますし、お手伝いが必要なら喜んで。

 

一番大事なのはお客様が目的の場所へたどり着くこと、もしくはどこにたどり着くかは決まってなくても、生活を回すという人生のサイクリングを楽しんでいただくこと。

 

その土台・道具である自転車(=生活空間)を調整、整備することが私の仕事だと思っています。