- 理想の暮らしのイメージ、ありますか?
- 現状を変えたくない人ってどんな状態?
- 1,これ以上は良くならないと思っている
- 2,何かを変えるのが億劫
- 3,今の自分を否定してしまうことになるから
- 4,忙しくてそんなの考える暇が無い
- 5,全くわからない!
理想の暮らしのイメージ、ありますか?
ライフオーガナイズって、最初に「これからどんな暮らしがしたいですか?」
という質問から始まるんです。
その理想を元に、具体的なゴールを決めて、お片付けの計画をしていきます。
だからこのお仕事のキャッチコピーに、「したかった暮らしへ」っていうのはどうかな?と、個人事業主として成功されてる方に相談してみたのです。そしたら
「そんなのある人あんまりいないのでは」と!
私は日々素敵な暮らしへの妄想&夢想ばかりしているのでびっくり。
でも確かに、お片付けの練習させてくれたお友だちも、現状に満足していて「生活や自分を変えたい」だとか全然思っていないみたいだったのです。
自分は周りの人たちのことを全然わかっていなかったなぁと反省しました。
(それで実際サービス内容を変えました。)
現状を「変えたい!」という強い想いを持っていない方には、ライフオーガナイズはあまり響かないのかもしれない。
そんな現状をしっかり見極めなきゃいけないと思いました。
現状を変えたくない人ってどんな状態?
理想の暮らしのイメージがない状態っていうのは、どういう状態だろうと、想像してみます。
やっぱり基本的に「現状に満足している」ということですよね。
それは間違いなく本当に素晴らしいことです。
でも、その中にも、もしかしたら隠されたいろんなパターンがあるんじゃないかと考えてみました。
考えすぎかもしれませんけど。
1,これ以上は良くならないと思っている
謙虚な方に多そうです。
もう充分満たされている、幸せである、これ以上望むのは贅沢である、と考えている方。
そう思えていることはもちろん素晴らしいのですが、もっとわがままになってもいいじゃないかと、わがままな私は思います。
人生長いのだから、もっと望んでもいい。
それは、お金があってもなくてもできることです。
例えば図書館で一冊本を借りて、一月に一冊読数を増やすとか、
いつものお茶を、少し違うもの、もっと良いものに変えてみるとか
お花を一輪飾ってみるとか
そんな小さなことでも、もっと毎日が豊かになることがあると思うのです。
でもそんな小さなことでも、その時間を捻出するには多少の工夫や努力は必要になります。
少しの負荷と、それによる少しの良い変化。
それができた充実感・達成感を積み重ねる。
これを続けていけることが、「生きる喜び」なんじゃないかと、子どもとアンパンマンを観ながら思いました。
2,何かを変えるのが億劫
「今のままで充分」という言葉の裏に、「変化を起こすのが面倒」という気持ちが隠れてる場合もあるかもしれません。
人には「現状維持バイアス」があって、変えたくない気持ちに傾きがちだそうです。
そのための時間を捻出したり、行動を増やしたり、減らしたりすることは、たしかに最初は大変かもしれません。
でも、「習慣化の仕組みさえ作ってしまえば、むしろその方が楽になる」ということは、私のこれまでの小さな経験からも実感を持ってお伝えすることができます。
この本に詳しく書いてあります↓
「本当はこうだったらもっといいな」という素直な気持ちに、気づかないふりをしたり蓋をしたりしないで、正直に向き合うには少し勇気がいるかも知れません。
「今のままで充分」と思ったら、ぜひもう一度しつこく、「ほんとうに今のままでいい?」と考えてみてください。
3,今の自分を否定してしまうことになるから
もし人に「変わりましょう!」と言われたら、自分を否定された気になりますよね?
私だったらなるなぁと想像しました。人に言われたらイヤです。
「今に満足してるので」と断ります。
一方、自分のわがままで、こうなりたいとか、こうしたいとか想像するのは楽しいことだと思いませんか。
それは今の自分を認めたうえでの、さらにもっとよくなりたいという希望なので、全然嫌な気がしません。
人は、人から押し付けられる変化が苦手です。
自分の中から生まれた感情や考えで「変わりたい」と思えないと動けません。
もしいま、「変わらなきゃいけないけどやる気が出ない」って思っているとしたら、人から押し付けられた理想や変化を「義務」だと思って無理やりやろうとしているからかもしれません。
起こそうとしている変化が、他人から勧められたものなのか、自分の中から生まれたものなのか、一度確認してみると良いと思います。
4,忙しくてそんなの考える暇が無い
これも多いんじゃないかと思います。
今の状況を俯瞰して、今後の暮らしをイメージするっていうのは、瞬時にできるものではありません。
少し日常から離れて、ゆっくりコーヒーでも飲みながらのんびり考えるものだと思います。
小さなお子様を育てている方には、一時預かりサービスや、シルバー人材センターで子守を頼むとか、色々探してみてください。
有料でも、その価値はあります。
頼めるパートナーやご家族がいる場合は、ぜひ甘えて時間を確保してください。
私は子どもを寝かしつけている間や、掃除機をかけながら、洗濯物をたたみながらでも、素敵な暮らしを夢見ています。
そこで思いついたことを明日やってみよう!とワクワクして眠れないこともあります…
が、気が向いたらお試しくださいな。
5,全くわからない!
「もう今の状態が最高にハッピーだから!」というなら、全く問題ありません。
でも、そうでないならもしかして、ものすごく疲れていて、考える気力もない、これから良い方向に人生が向かうなんて思えない、楽観的に考えられないよ…そんな方もいらっしゃるかもしれません。
そこまで行っていたら、まずは御自分を第一に、体を休めることに専念していただくことを切に願います。
私もそんな時期が長く続いたことがありました。
また、がんばりやさんで、長い間自分の感覚を無視したり我慢したりした結果、自分の好き嫌いや、快・不快の感覚を忘れてしまっているという場合もあると思います。
それならばこれからの希望なんて思い浮かばなくて当然です。
私がおすすめするのは美術館に行ってみることです。
アートに向き合うと、色んな感情や思いが引き出されます。
感想は誰にも言う必要がなく、心の中では何を思っても自由です。
「これは好き、これは嫌い」
「これは面白い、これはつまらない」
「これは快い。これは不快。」
そういう心身の反応を注意深く見てみると、自分に対する発見があると思います。
好きを増やして嫌いを減らす。
面白いことを増やしてつまらないことを減らす。
快を増やして不快を減らす。
暮らしを変えるというのはそういうことなので、
「これからはどんな暮らしがしたい?」の答えにもつながるのではないでしょうか。
諸橋美術館の美しいお庭。