なんとなく片付けたほうが良い気がするけれど、何から始めたらよいかわからない…何をしたらよいかわからない…という方へ。
片付けですることの流れを整理してみました。
①か
感じる、考える
まずは自分の家のいろんな場所に立ってみて、どういうことを感じるか、しっかりと感じてみましょう。
何かモヤモヤする…とか、イライラする…とか、感じるところをメモしていきます。
なんだか嫌だな、暗い気持ちがする、というところが片付けるべき場所です。
もし、もう部屋に入った瞬間にイヤ!家のどこにいても嫌な気持ちがする!というレベルなら、毎日のストレスは相当なものだと思います。
心身のために迷わず状況を変えていきましょう。
そして、どうしてそういう気持ちを感じてしまうのかを考えていきます。
何に対して不快な気持ちを感じているのかを見極めます。
例えば
しまう方法が難しくて戻すのが面倒くさい
ものが多すぎて、取り出しにくい
見た目がゴチャゴチャして気持ち悪い
何がどこにあるかわからない、などなど。
ポイントは、絶対に自分の気持ちを否定しないこと。
正直な気持ちに蓋をしないこと。
特に「めんどくさい」という感覚は、どうか大事にしてください。
何がめんどくさいのかを明確にすることが、状況を改善し効率化するための鍵となります。
こんなふうに、片付けるべき場所と、変えたいことを整理していきます。
あまりに片付ける範囲が広かったり、ここでもう気持ちが塞いでしまうようなら、誰かに手伝ってもらうことも考えましょう。
(行政サービスを利用できる方はヘルパーさんに来てもらう、片付けサポート業者を探すなど)
次は、そこをどのように変えるかを考えていきます。
②た
単純にする
片付けというのは、私なりに言い換えると、
何をするにも難しい「複雑」な状況を、何をするにも簡単な「単純(シンプル)」な状況に変えていくことです。
物の量を減らす
物の種類を減らす
しまう・取り出すアクション数を減らす
動線を短くする
素材・色・大きさ・配置ラインを揃える
置き場所をはっきりさせる
これら全ては環境を単純化する行為です。
この中でできそうなことはないですか?
どうしたらもっとシンプルに、簡単に、ラクになるかを真剣に考えます。
③つ
作る
色々作るものがあります。頑張りどころです。
1,片付けの時間
まずは片付け時間を作ります。
一日5分でもいいので、できそうな時間帯にスケジュールとして入れ込みます。
必要があれば片付け以外の家事をするタイミングや流れ、方法も見直します。
日々使っている時間を棚卸しして、不要な時間がないか見直してみましょう。
2,自分(たち)が再現可能でストレスフリーな片付けの仕組み
ライフスタイルや特性に合わせて、②で考えた方法を実現する収納を実際に作っていきます。
自然に出す・しまうができる場所、順序、方法、見た目に整えていきます。
正解はなく、ゴールも人それぞれ。背伸びしないでできる方法が一番です。
3,片付けないきゃいけない状況
例えば、お友達を呼ぶ日を決めてしまうとか、片付ける!とbefore写真をSNSにあげて宣言してしまうとか、思い切って引越してしまうとか!
追い込まれないとできないという方は多いので、自分がこれなら奮い立つという方法を考えて状況を作ってみてください。
4,維持するためのルール(習慣)
苦しくならない程度に軽くルールを決めておくのも手です。
寝る前にここだけはリセットしよう、曜日ごとにここを片付けよう、など…
④け
経験する
仕組みが出来上がったら、それをしばらく続けてみます。
新しい片付け方法や習慣が本当に自分に合っているかどうか、経験して確認するのです。
何週間か経ったらやっぱり続けられないとか、これならできそうとか、色々わかってきます。
自分にはこれ合っていると納得ができたりすると思います。
もしだめだったらまた片付けの「か」から始めます。
自分が駄目なのではなく、仕組みが合っていなかったと考えて、別の方法を試してみましょう。
はじめの一歩が一番大変ですが、やり始めるとエンジンがかかることがあります↓
「ひとつ、ひとつ」やっていけば状況は確実に変わります。
考えること多すぎ!こんなに考えられない!という方には
考えなくてもできることを紹介してくれていて大助かりの本です。
できそうなことを試してみましょう。